派遣の営業とはどんな仕事?営業へのインタビュー

今回は、パーソルフィールドスタッフ埼玉オフィスにお邪魔して、埼玉オフィス1課の吉田マネージャーに、営業の仕事についてのお話を伺ってきました。

埼玉オフィスの受付。パーソルグループロゴのメタリックな感じがクールでかっこいい!

 

埼玉オフィス1課の吉田マネージャー。

早速ですが、派遣の営業はどんな仕事なのか簡単に教えてください。

まず、人手不足にお困りの企業を訪問し、お話を伺います。そこで「こんな業務ができる人を紹介してほしい」と依頼をいただきます。その内容を、社内の人材コーディネーター(※)に伝え、作業系の仕事検索サイト「サギョチェキ」をはじめ、さまざまな求人媒体で人材を募ります。
※人材コーディネーター…スタッフ対応、求人作成、仕事紹介などの役割を担っています

 

― 募集のところからはコーディネーターにバトンタッチするんですね。

 

候補の方が見つかったら、派遣スタッフの希望に応じて職場見学に行きます。実際の業務やはたらく職場環境を見てもらったり、企業担当者から業務内容についての説明を改めて聞いたりと、職場見学は求職者の方にとってとても大切な機会で、営業担当は派遣スタッフの方と企業担当者とをつなぐ役割をします。

就業が開始してたら、定期的に企業・派遣スタッフ双方のフォローをします。
最初は派遣スタッフも不安が大きいので、当日、1週間目、2週間目のタイミングでフォローの電話・面談などを実施します。

 

― フォローの際はスタッフからとんな相談がありますか?

 

やっぱり「この仕事に慣れるか不安」「本当に自分で務まるのか?」「職場に慣れていけるかな?」という気持ちの面での不安を口にする方が多いですね。

 

― その不安を抱えたスタッフは、その後慣れていけるものでしょうか?また、スタッフと接する際に心がけていることなどはありますか?

 

慣れます。(断言)

フォローで話をしたスタッフから「話すだけでスッキリした」「話をしながら気持ちの整理ができた」という声も多く聞くので、なんでも相談してほしいなと思いますね。

はじめたばかりで漠然と不安を抱えているスタッフも多いので、とにかく安心していろんな話をしてもらえるよう心がけています。

この仕事をしていてよかった!と思うことはありますか?

もちろん!

自分の関わり方次第で、良い方向に進めて、またそれを実感できるところです。

人と人との関わり合いだから、自分の関わり方次第で、良い方向にも悪い方向にも行くと思うんです。スタッフは一人ひとり違った価値観や感情を持っていて、正解がない分難しい部分もあるんですけど、しっかりと向き合った分だけ、感謝で返してもらえるんです。

スタッフから「ありがとう」「フォローの時に話してよかった」「この仕事に就けてよかった」という言葉をいただいたり、企業から「良い方を紹介してくれてありがとう」と言われると、ああ、この仕事していて良かったなと思います。ロボットやAIなどもどんどん進化していますが、人が介在する価値がある、人の温かみが感じられるところも、この仕事の魅力です

 

逆に、悲しいな、しんどいな、と思うことはありますか?

直球で言うと、派遣スタッフの方が突然居なくなってしまうことです。
約束の待ち合わせをしていても来ないこともあるし、就業中でも突如連絡が取れなくなるスタッフの方もいたりして、どうして…?と頭を悩ませることがあります。

人対人なので、100%ハッピー!というわけにはいかないとは思います。仕事をしていく中で悩みができることだって絶対あると思います。でも私たちは派遣先で一緒にはたらいているわけじゃないからなかなか気づいてあげることができないし、なんの前触れもなく居なくなってしまうと本当に悲しい気持ちになります。

そうならないように、お互いいつでも連絡を取りあえるような関係性を築いていきたいなと常に思っています。

 

― 「みんなのことをもっと知りたい!聞かせて!」という気持ちで連絡取っているんですね。

 

はい。いつでも派遣スタッフの味方だから、安心して相談してほしいなって思っています。

 

吉田さんは普段、どんな思い(信念・心意気)で仕事をしていますか?

やっぱり、スタッフ・企業・私の3者がハッピーになれる道を探して仕事しています。

もちろん優先すべきは派遣スタッフの方、企業なんですけど、そもそも私(パーソルフィールドスタッフ)がしっかりしていないと成り立たないなと思うので、そういう気持ちで仕事をしています。

 

嬉しかったエピソードなどがあればぜひ教えてください。

過去に、パワハラや暴力、サービス残業など、いわゆるブラック企業の過酷な環境ではたらいてきた人が、パーソルフィールドスタッフで心身ともに健康にはたらけていることがとても嬉しかったですね。その方からは「ようやく安心してはたらける職場に出会えた!」と感謝されて、私の仕事にはちゃんと意味があったんだと実感することができたし、そんな方のお手伝いができたことがとても嬉しかったです。パーソルグループの経営理念にある「雇用の創造」ってこういうことか!って実感しました。忙しいとどうしても目の前の仕事に必死になって、自分の目的を見失ってしまうこともあるんですが、こんな風にふと、初心に帰らせてもらう出来事があります。

あとは些細なことですが、ノベルティのクッキーをお渡ししたら、お返しにチョコを貰ったことがありました。モノが欲しいわけじゃないんですけど(笑)、そうやって行動で返してくれると、嬉しいなぁと思います。

営業をしている中で「私もしてみたい!」と思う仕事はありますか?またそれはどんな仕事ですか?

フォークリフトです!

車の運転が好きなので、フォークリフトもぜひ運転してみたいです。使うシーンがあるかどうかはわかりませんが、今年資格を取ろうかなとも思っています。

運転つながりで、配送の仕事も楽しそうだなと思います。

逆に、これは私には無理だな~という仕事はありますか?

私、不器用なんで…検品とか、手先を使った細かい仕事とか、じっとして集中して作業するのは向かないかなって思います。だからそういう仕事をしている派遣スタッフの方はすごいな~といつも尊敬しています。

あ、でも繊細じゃない部品のちょっとした組立はやってみたいです。繊細でなければ(笑)工具を使えるようになったら私生活にもメリットがありそうだなって。

 

―  「何ならできるかな?」じゃなくて、「このスキル習得したい!」って目線で仕事を探すのも楽しいですね!ちなみに工具が使えるようになったら何をしたいですか?

 

うーん、DIYとか…(あまり定まっていない様子)

 

私は(パーソルフィールドスタッフは)ここは負けないぞ!というところはありますか?

フォローの手厚さには自信があります。

スタッフの方・企業どちらからも「派遣会社は、人を派遣して終わりってイメージがあるけど、パーソルフィールドスタッフはフォローまでしっかりしてくれるんだね」と言っていただくことがあります。たまに「そんなに来なくていいです」って言われることもあるんですけど(笑)、やっぱり話聞きたいじゃないですか…(うずうず)

まだまだ未熟な部分もあると思うんですけど、パーソルフィールドスタッフの人はみんな、スタッフの方や企業としっかり伴走しようとする気持ちが強いと思います。

ありがたいことに、そういうところで評価していただける場合もあるので、これからもそういう気持ちを大切にしながら行動していきたいですね。

 

今の課題などはありますか?

今というか、ずっと思っているんですけど、もっと幅広い年齢層の方がはたらける環境を整えていきたいなって。いろんな世代がいろんなシーンで活躍できる仕事を提供できるようになりたいし、ならないといけないなって思っています。

そのためにも、会社の体制もしっかりと整えないといけないですね。

これから派遣ではたらきたいと思っている人・派遣ではたらきたいけど一歩踏み出せない人にひとことお願いします!

派遣のいいところは、スタッフは一人じゃない、ってところだと思います。

私たち派遣会社がしっかりバックアップしますし、派遣先の企業が協力してくれることも多いだろうし、みなさんの土台をしっかり支えたいと思っています。

強力な味方がいるんだ!と思って、ご自身の一歩を踏み出してもらえると嬉しいです。